スペースシャワー列伝 第七十六巻〜海底3マイルの宴〜

@090521 DUO MUSIC EXCHANGE

SPACE SHOWER NEWS


用事が3時に終わり、大阪に帰って間に合ったじゃん!ということは、宇都宮に行けたじゃん!とも思ったけれども、
チケットを譲ってもらって行く予定だったので、そのままスペシャ列伝に。
こんな風に書くと、慰みで行ったのか!と思われるかもしれないが、私は間違いなく選択して、自分の意志で行ってるのだ。
行きたいライブが重なって思いを各会場に馳せることで気付いたことだが、私は日々選択をしながら生きている。時には何かを捨てながら。
むしろ、選択しないで生きることなんてできない。


熱が飛び散らないステージ。嫌いなわけないでしょ。
SEもなんだか似てた。
昨日のライブはあまり電力消費してないんじゃないかなぁ。
初めて、ライブハウスであったか〜いお茶を飲みたいと思った(笑)
パーカーを着ていても、肌寒いと思ったくらい。
お客さんがおしゃれボーイアンドガール達だったのは、東京だからかと思っていたけれど、
この面々だからですね。きっと。


wooderd chiarie
初見。アルバムを試聴した際に、かっこいいバンドだと思いライブも見てみたいと考えていた。
私の中ではギターがぎゅんぎゅんしてるイメージだったけれど、そんなこともなく。どこでついたイメージだ?
一音一音が丁寧で、とても大切なものを守っているかのようだった。何度も聞いていくうちに、私はその大切なものに触れることができるのかなぁ?
ギターボーカルさんが、ギターを置いて歌う曲があって、別に音が減ったと思わなかった。
正直、歌詞は英語だったか日本語だったかと記憶にないほど、聞き取れなかった。たぶん、両方だと思う(笑)
音が消えるように終わったのが印象的。
いいバンドだなと思った。


SPANK PAGE
このバンドは全く知らず、名前を最近よく見るようになりどんなバンドかと楽しみでした。
もっとスパンクしてるかと思ったら、こちらも海底にふさわしいバンド。
冒頭のボーカルさんの言葉からして、あ、好きなかんじだと思った。
「今日だけしかない雰囲気を楽しんでください」とかそんなかんじ。
2曲目がすごく良かった。照明がサーチライトのようで。
器用なバンドだと思う。


sleepy.ab
RUSH BALLでちらりと見た以来。
海底が深くなった。
sleepy.abの音は、コロイド粒子のように普段見えないものを見せてくれる気がする。美しい。
山内くんが座ってるのに、なんだかすごく納得がいった。
ギターであんな音も出せるのか!と関心し、指引きだから、とてもとても繊細で。
MCで触れないと、3ピース(スリーピーと似てますね!)だと思われちゃうから。どうやって音出してるんですか?とかサンプリングがすごいねとよく言われると言ってたけど。
1マイル=1.6kmは山内君情報。
私の好きなもの「ひんやりとしてて、あたたかいもの」は、まさにsleepy.abの音楽を形容するのにぴったりだと思った。
しかし、まだこの称号はあげれないけれど。


People In The Box
あれ?ピープルってこんなに毒々しかったけ?
あれ?ピープルに疾走感あったっけ?
戸惑いながら、ステージを見ていた。掴めそうで掴めない。そして、つかまれてる。


登場の際の、ドラムの人の声を聞いて「あ、そういえばひょうきんな人!いたわ」と瞬時に思い出す。
いつも外から眺めていたのが、同じ水の中にいれたような感覚。箱の中といえばよいのか?
まあ過去2回ともステージがほっとんど見えない状態だったからだろうけれど。
どこかでスイッチが入ったかのように、狂っている様は、あ、残響っぽいなーと思った。ストロボライトは人を狂おす効果があるのか?「ピープル改め、変態」ですって直後のMCでおっしゃっていたが、それを、淡々と言うところに余計に恐怖を覚えたよ。


東京の街はいつだって、人が多くて、こわい。
交差点を行き交う人を眺めていたら、この中で出会うことの偶然は運命なんじゃないかと思えてしまう。
でも、そう思えるのは上から眺めているからであって、いつもの視点で会う君は、やっぱり必然なんじゃないかなと思う。


比喩し放題のイベントであった。逆に言うと、比喩しかできない。イメージの中で生きる音楽。
たいていは、音の出所がわからなければフラストレーションがたまる。しなしながら、昨日はこっちから目を瞑って音に包まれたいと思った。