陽はまた落ちる

陽はまた昇る(初回生産限定盤)(DVD付)

やっと届いた。待ち侘びていたよ。

こんなにも着実に歩んでいくのがはっきりとわかるバンドはいるだろうか？自分の手に持てる量は決まっていて、それを確かめては進み、また何かを置いて、残しては進んでいく。PVを見たときの感想を繰り返すことになるが、陽はまた昇るという一見すれば前向きな言葉には、逆らえない事象、流れがあることが隠されている。ハッピーエンドの主人公と同一人物ではないだろうかと私は邪推しながら聞いている。歌詞がとても秀逸で純文学のように扱ってしまう。私は文豪と言われる人たちがどこがどう評価されているかはよくわかっていない。それでも人間の避けられない感情に触れたり、言葉運びのひっかかりが読んでいて得るものがあるから読んでいて楽しい。まさにそのかんじ。ピタリと当て嵌まることがなくとも、誰しもが持つ感情を浚う。ドラムが気持ちよく跳ねていて、その分ベースとギターが支えていてるところに、すばらしい詞の唄がのる。
私はDOESの極端ではない世界が好きだ。しかしながら、音はどんどんエッジが効いて鋭くなっていく。一本揺ぎ無く通った筋に、一筋縄じゃいかない世界が大好きです。

DVDも、もちろん見た！