DOES presents LIVE PARTY 『Sun Rise Again』

@081114 新宿LOFT


いろんな意味でひとりでは辿り着けない場所へと行ってきた。
何かの節目のようなライブだったように思う。卒業式のように。とりわけ彼らがそういったものを必要としないバンドだは思っているが。
たぶん、DJパーティで素敵で愉快な大人たちに囲まれている姿と、これからもよろしく!というような言葉がそう思わさしたのだろう。
いや一番に、ケーサクさん今までありがとう!という場面か(笑)(DJケーサクの際に、ジブリのオルゴールバージョンをBGMに語りだしたケーサクさんw嬉しくて泣きそう泣きそう。ってか、ちょっと泣いてるとも言ってたかなw その最後にはワタルさんが乱入してお花を渡して今までありがとう!という場面があったのです)


01.シンクロニズム
02.曇天
03.サブタレニアン・ベイビー・ブルース
04.戯れ男
05.地下鉄曲
06.ウォークマン
07.秘密の風景
08.恋愛の疑惑
09.チャイナ・マーダー
10.三月
11.デイ・サレンダー
12.ステンレス
13.バスに乗って
14.赤いサンデー
15.オーライとオーイエ
16.インディゴ
17.色恋歌
18.陽はまた昇る


01.レイジーベイビー(新曲)
02.修羅
03.明日は来るのか


01.シネテリエ
02.世界の果て(新曲)

ワタルさん→黒シャツ、ヤスさん→赤のチェックシャツ、ケーサクさん→let it beラグラン
アンコール1で、ヤスさん→陽はまた昇るTシャツ
アンコール2では、ワタルさんも陽はまた昇るTシャツ


ライブの骨組みは、曇天の道のツアーと似ているなという構成。
あれだけブログで煽っていたのに、新曲をやんないじゃん!と(本編で披露した新曲は6月から聞いてますしね)、何だったらデイサレンダーの感想は、やっぱり歌詞が秀逸だなぁという程ですよ。


ワタルさんが登場してきたときに、彼が纏う空気にうわぁとおののいた。
彼らのライブは一音聞いただけでも満足できるくらいかっこいい。
とても硬派だと思った。普段見る他のバンドが軟弱と言いたいわけではなく(そもそもライブを見るくらいだから好き好んでいるし)、何かと比べてそういう性質を見出すのではなく彼らだけを見ても特徴になり得るくらい圧倒的だと思った。
あまり音響がいいとは思わなかったけれども、そんなことは関係なしにかっこよく、いちいち”いいうた”だと思った。



ライブ前半、ワタルさんが何度もお客さんを煽ったりする場面があって、あれ?こんな人だったけな?と思うくらい。後半は、落ち着いたのかそんなこともなかったけど。
サブタレの手拍子をたくさんのお客さんがやっていて、こんなにも一体感がある曲だったのかと改めて感じました。
地下鉄曲では、見るからにヤスさんがかっこつけモードに入っていて、あーこれは期待できるなと思った通り最後タメがあってから「サンキュ」と(笑)。私には(笑)とつけて表現してしまうおもしろポイントなのです。
でも、ヤスさんのリズムの取り方、見せ方はとても好きです。自然とヤス側のお客さんはリズミカルになってると思います。
前にも書いたけども、ウォークマンを聞くと、本当に変わったなーと感じる。私の中で響き方が全然違う。
秘密の風景は初聞き。
MCでワタルさんが「東京に住んでててよかったね〜」と言ってたけど、すいません、東京に住んでないのに来てる人もいます。とむしろ申し訳なく思いました。
開演前のSEを準備するのを忘れていたらしく「朝起きて、はっーと思って」太陽のつく曲を準備してくれたようです。


久々の曲やりますと言って恋愛の疑惑。嬉しい。
中盤、ご機嫌に楽しむ私。
赤いサンデーはつくづく名曲だ。
陽はまた昇るはリリースされてから初めて聞いたけれども、前聞いたときと印象があまり変わらず不思議なかんじがした。たいてい、CDで聞き込むことでその曲を象るのに、きっとライブで聞いていた時点から自分の中にすんなりと受け入れていたという証なのかもしれない。基本的にDOESの曲はそうなんだと思う。新曲をまずライブで披露するというのもあるだろうし。


MCは全然覚えてないので、時間軸無視で覚えてることを。
ワタルさんチューニング中に「ヤスがいい話してくれるって」と無茶ぶり。
何の話したか覚えてない(笑)
続いてヤスさんが「ケーサクが悲しい話を」と。
ケーサクさん「飼ってた犬が死にました」
お客さん「えーっ(それは悲しい)」
ケーサクさん「嘘です」
嘘かーいっ!


ここかな?ヤスさんが、「気合い入りすぎて、勝負パンツはいてきた」と。
そして中央で、のぼって赤かピンクかのパンツをばっちりと見せてくれました(笑)
すかさずワタルさんが「ちいさかったろ」と言ったのがうける。


あ、思い出した!ヤスさん「鹿が五匹でシカゴ」(?)とかわけわからんこと言ってたw


ケーサクさん「みんな楽しそうだねー!でも、まだ俺の方が楽しいから。もっと盛り上がっていきましょう」みたいなことをおっしゃってました。
その前かな?に、ワタルさんも「(みんな)楽しそうだねー」とMCを始めた場面があったけど、ワタルさんの自分が楽しませているのを分かった上でのこういう物言いが素敵。
「小さな会場だけど、あなたたちの存在は大きいです」と粋なことを言い放ったワタルさん。「U2が言ってたことなんだけどね」w


あと2曲か最後と言った後だったか、ワタルさん「手痺れてるからちょっと休憩」という場面も。この時に、無茶ぶりしたんだっけか。
中盤くらいに「ベースのヤス」とおもむろにふるワタルさん。しかし、ヤスさんもチューニングに集中して間があくので「ドラムケーサク」その後、ワタルさんが紹介されないことをボソっと言って(ちゃんと聞こえなかった)、曲紹介した場面も。


今回もダイブされてましたが、無事に戻ってらっしゃいました。みんな頑張って!と見守っていました(笑)



アンコールで、ヤスさんが着ているグレイの陽はまた昇るTシャツを紹介。ワタルさん「みんなもねずみ男になるといい」
レイジーペイジー。前にブログで書いてたやつですね。
ヤスさんのコーラスが印象的。ミラーボールも回っていて、ダンスチューンでした。
「やべー。やべー。」と自画自賛のワタルさん。「やばいでしょ?かっこいいでしょと僕の修羅が騒ぐ」
修羅きたー。ライトもストロボで。
イエイエ〜の部分は、もうワタルさんはまったく言わずお客さん任せになってるんですねー。
続く、明日は来るのかでは何度か煽ってのはじまり。
歌詞を微妙にかんだように間違えたところがあったようななかったような(笑)
♪つまんな〜い、つまんな〜いと歌いながら、死ぬほど楽しんでいる状況は滑稽かもしれないなと思った。どっちだよと。


ヤスさんが左のスピーカの台にのぼり、右のスピーカにワタルさんがのぼっているという景色がDOESらしいようならしくないような。


ダブルアンコールでは、シネテリエ。
そして、ボツになりかけた曲をディレクターが救ってくれて歌詞をのせましたと言って披露された世界の果て。
世界が消えても君と二人ならばかまわないというようなありきたりな歌詞なのに、DOESがならすとどうしてこんなにも素晴らしいのだろうと思った。歌詞頭に入れたはずなのに、ちゃんと思い出せないのが悔しい。寄せては消える波。
客席にギターを残して、去っていくワタルさん。すごいことするなー。


確か、恋愛の疑惑の時にギターを変えてらっしゃったような。あと、新曲でカポをつけていたような。
今回のライブは、あまりちゃんと記憶がない(笑)
あの曲がよかったなーとかがなくって、終始楽しかった!というかんじ。
気付けば、DOESのワンマンは前の方でしか見たことがなかったけれども今回は2段目という割に後ろのほうで見ていました。
3人ともを見易い場所で、お客さんの反応もこんな風なんだなーと。Tシャツのお客さんが増えたなーと思いながらも、かくいう私自身も初めてDOESTシャツを着ていたり。
冒頭で節目のようなライブだったように思うとは書いたものの特別だとは思わなかった。
彼らはいつでもどこでも、素晴らしいライブをやってくれているということを確信した。そういったライブを数多く目撃したければいろんな土地に行きたいし、私だって可能ならばどこへでも行きたいが、少しだけ遠征への心持ちが変わったように思う。