VAMPIRE

VAMPIRE


ひとまず、わらっておこうか。
しかしながら緻密に入り乱れる音が、どこか無機質に感じる。一線が引かれる。
滅入りながらホームに突っ立っていて、ふと、向かいのホームに怪しげな人を見つける。通過電車が風だけを残して過ぎ去った瞬間、その人物は見当たらない。背後に、そろりと気配を感じる。
9mmの曲は、ある日突然に、グサっと突き刺さってくることがある。撃たれると表現した方がよいか。


音源を聞きながら、血を流し込んだかのようなライブをすでに期待してしまっている。