嫌いだ 全部 好きなのに

present from you

present from you


BUMPに対しては、個人的な思いが強すぎて気持ち悪い。

「present from you」というタイトルにこめられた意味を今のところ考えるつもりはない。
けれども、プレゼントを貰った人にとっても、プレゼントを渡した人にとっても、あなたからのプレゼントなんだよっていうのはとても素敵だなと思う。
装飾がなく真っ白なジャケットと歌詞カードは、そこにある物語達をより際立たせるのと同時に、
何色にでも染めてくれといわんばかりで、君の物語なんだよって言われてるかのような錯覚をおこしてしまう。



”ラフ・メイカー”始まりがいいなと思う。呼んでもいないのに、何、いきなり来てるんだよ!ってかんじに合っている。
懐かしいなぁと思う曲や、音源では初めて聴くのもあったり。”真っ赤な空を見ただろうか”はフェスやライブで3,4度聴いて覚えたっていう、ある意味贅沢なかんじはしますが。
ホリデイは、好きな曲挙げろって言われたら、5曲とは言わず、3曲中に入るくらい好きです。

巧くいかない 日々が繋がって
いっそ 止めたくなって それも出来ない
そんなモンだって 割り切れた訳でもない

ここが、まさにその通りってかんじで。高校生の頃、誰か気付いてくれないかなって机にこの歌詞を書いたのを思い出します。
っていうか、その頃から何一つ変わってない事実(笑)
いや、笑えないか。
悶々とするのって、夜だとか闇の中のイメージだけれども、この曲は光があふれてる日常の空気で人間らしくって優しくって好きです。




”プレゼント”を聞いたときに泣いてしまった。曲を聴いて泣くってのは案外ない。思い返してみると私が始めて買ったBUMPのアルバムは「THE LIVING DEAD」。その時”K”を聴いて泣いた。それが音楽を聴いて泣いたのが初めだったんじゃないかな。昔過ぎて記憶が曖昧になってる。


なんでわかっちゃうかな。と言いたくなるよ、ほんと。
でも、この世界に逃げ込んじゃいけない。
幾度となく救ってくれたBUMPの曲は、頑張れよって言うんじゃなくて、背中を押してくれる。


でもあの日、隣で聴きたかったなぁって思っちゃうな。
引き摺ってるつもりはないけれども、やっぱり簡単に割り切れるわけないや。それでいいと思ってるし。
そもそもそんな簡単に割り切れる程の気持ちなら人に伝えるわけない。
人に触れて傷つくのが怖いのに、あの気持ちだけは大切にしたいと思ったんだよ。


「さぁ これから何をするんだい」


正直言うと、ラフ・メイカー来てくれないかなって思ってる。
でも、いつかは私がラフ・メイカーになりたい。