BUMP OF CHICKEN 2008 TOUR 「ホームシップ衛星」

@20080531 大阪城ホール


星の鳥
メーデー
才脳人応援歌
ラフ・メイカ
アルエ
ハンマーソングと痛みの塔
ひとりごと
ギルド
花の名
arrows
飴玉の唄
真っ赤な空を見ただろうか
かさぶたぶたぶ
ダイヤモンド
天体観測
supernova
星の鳥 reprise
カルマ
flyby


プレゼント
ダンデライオン



ガラスのブルース


状況は何ひとつ書いてません。
ただの私の心情です。


こんなにドキドキしながらライブ当日を迎えたのは久しぶりな気がする。
城ホールではいつもスタンド席を取っていたのに、今日はアリーナ。
プレゼントを初聞きしました。
ええと うん
なるほどね、ってかんじです。私はシングルを買わないのでカップリング集は実は嬉しかったりする人なので俄然楽しみになりました。


いつも以上に、自分の言葉に無力さを感じる。
「凄かった!楽しかった!大好きだー!」
って表現しかできないもんなぁ。
「とにかく、あの空間に行ってくれ」と言いたい。


3月のときも書いたけれども、あのオープニングがあって、メーデーの4分割して順に映し出す映像があまりにかっこよすぎる。
さらに才脳人応援歌(のときだったかな?)では臨場感を増した(こう揺れてるかんじの)カメラワーク。この時だけは、映像を見入ってしまう。


丸くなったって言われてるけど、純粋に声が聞きたいって言われて、みんなで歌えるのってすごく幸せだな〜と思う。ハンドクラップだって楽しい。




藤くんの歌詞変えは、本当にきゅんとくる。
曲を愛してるってのもわかるし、”今”の言葉だから、今しか生きれないことを教えてくれる。




バンプの曲を聴くたびに、よくバンプ離れできたなぁと思ってた。
その所以がライブ中にわかった。


何の先入観もなくライブで初めてみる人達に対して、私は「この人たちは何が伝えたいんだろう?」という気持ちを持って観る。熱い思いがあるんだなぁって人もいれば、楽しければいいだろうなぁって人もいてそれぞれを感じる。
ただ、ワンマンに行くほど好きな人達に対してはそう考えてはみない。すでに音源やらで汲み取ってるつもりだから。
でも、そういう気持ちでBUMPを観てみると、新鮮であると同時に、離れられないくらいの存在であるというのもわかった。


「あぁ、この人は一生唄い続けるんだ」とはっきりと伝わった。
いつでも唄っていてくれる。そう思うだけで安心できる。





今日は、いつになく手をあげ、拳を突き上げ、人差し指を示した。
踊るとか暴れるとか、そんな音楽じゃないけど、突き動かされるものがあるんだよなぁ。
常々、升くんのドラムが好きだと言ってるけど、バンプの曲は鼓動を刺激したり、人それぞれ違うはずのBPMを一緒にする気がするな。



3月のあの日に、自分がこんな気持ちでこのライブを迎えるとは思っていなかった。
いろいろ会って、合って、在って、いろいろなくなった。


2008年上半期で一番聴いたアルバムは、なんやかんやで”orbital period”だと思う。
バンプのアルバムだからといって、特別扱いはしなくなった。
でも、今、間違いなく特別なアルバムだ。
大切な人が大切なものにしてくれた。この事実は消えない。
こうやって言葉にすると、綺麗に扱っているような気がして本当は嫌だ。
割れてしまったガラスの破片を集めたって、もう元には戻らないのに。それでも、やっぱりそのひとつひとつの破片は輝いてる。血が滲んでもいいから、もっと乱暴に扱いたい。
綺麗に扱えば扱うほど、想い出になってゆくのがわかるから。


「忘レテモ構ワナイ 忘レナイカラ」
なんて思える強い人間にはしばらくなれそうにない。


藤君はこう歌ったけど、私だって、みんなでつくった今日という日を忘れるわけないもん。




おやすみ、ありがとう。