9mm Parabellum Bullet 999

@090909

バックドロップ、ステージ床に999のロゴ。
派手に並べられたアンプリファー。
ドラムの後ろにドラ。


開演前、埋まっていく客席をアリーナ席は思っていたより少ないかな、ステージは広いなぁと眺めていた。
しかし始まった途端に、客席からの割れんばかりの歓声に客席が広がり、ステージは狭くなっていた。
似合う似合わないの問題ではなく、武道館で自分らのライブを少しばかりの楽しみを交えてこなすバンド(に成長、というとずっと見てきたみたいだからちょっと違うな)であることに感動していた。


開演前の注意アナウンスから、それは、もうやりたい放題で。ニュアンスメモ。
ステージに物を投げたりしないでください。「そのような行為は心の乱れにつながります。心の乱れは家庭崩壊にも繋がります」(おっしゃる通りです。今、書いてて、これすごくかみじょうさんっぽいw)
会場は禁煙です。喫煙は指定の場所で。「また喫煙は体に害を及ぼし脳卒中になります。非喫煙者の1.7倍です。詳しくは厚生労働省のホームページをご参照ください。」(メンバーの誰か吸ってるでしょうw)
持ち込み禁止物が「カメラ、ビデオ、ファミコンスーパーファミコン、味噌、ぬか床・・・」(いや、だれも持ってこないよw)
録音、録画の禁止の他「データの送信、販売、値下げしての販売はアーティストの権利を侵害します」
「会場が危険な状況になった場合、例えば味噌まみれになったり、神輿を担いだ連中が乱入してきたり」(え、今日そんなことになるの・・・?)「その場合は直ちに中止、撤収、解散」
物販の紹介「もしよろしければ、無理しない程度に、差し支えなければ、できる範囲で。お買い求めください」


影アナのお姉さん、プロです。楽しかったです。
そして2度目の注意アナウンスは普通だと思っていたら、途中で照明が落ちてスタート。


始まると999のバックドロップが落ちて、いつものロゴのやつに。


MC
(舞台横になる北側も少し開放されてて)「見えてないと思ってるでしょ?丸見えだからね。」
「ゆっくりしていってください」(って、そんな曲ないですよね。)
「出し惜しみしません」(そういって新曲へ)
野音では音が出ていなかったというアコギをリベンジ)「でも、滝のお父さんだけは聞こえたって言ってくれた。父は偉大。俺の父じゃないけど。」
(アコギを持ち出したとき、たぶん長渕さんの曲をちらりと弾いてて)「昨日、長渕さんがやってたんだよ。見に来たかったんだけど。来た人いる?」(客、反応なし)「さすがにいないか」
「なまじバンド名に9が付いてるから、9まみれの人生になりました」
「今度やるなら90年後になるから、またその時会いましょう」
「990年後、7990年後でもできるけど」
「なんか今日、こっち側(東側)に引っ張られるんですよね。なので、(西側)の人呼んでください。あ、そういうこと(直接呼ぶ)じゃなくって、心の引力みたいなかんじで」
「今日のライブ音源が新しいシングルに入るので、みんな今のうちに叫んでおくといいよ。好きな子の名前とか」
(騒ぎ出す客)
「落ち着け」



アンコールで和太鼓が登場。
かみじょうさんが叩きながら、滝さんが運ぶ。ノル会場。最後の締めをしなかったかみじょうさん。
(客)「えー。」
カズ中村さんがかみじょうさんを叩いてました。


個人で見所が多いバンドだなぁと改めて思いました。
菅原さん。
歌がうまくなったというか、色気が出てきたなぁと思います。
和太鼓暦3日といいながらしっかりとされてました。アンコール2曲はハンドマイクで。


和彦さん。
普段、前髪でほとんど顔が見えないもんだから人を遮断するイメージですが、ライブ中一番お客さんに構ってくれるのはこの人ですよね。
いつものように指差したり、ステージ横のお客さんの方も向いてたりするし。意外にくねくねした動きも多かったなー。
本当の最後にベースを置いて、台に昇ってスタッフに上から「取って取って」っていう仕草が妙につぼだった。滝さんのドラムとセッション。


かみじょうさん。
かみじょうさんのドラムって、東京フレンドパークの会場にはベース音だけ流れてて覚えて叩いてタイミングがあってたら流れるやつみたいですよね。
おいおい、どうなってんだ!?と何度思ったことか。ソロがめちゃくちゃかっこよかった。
地響きのようなのに、割と高音なドラムです。
崩れることなく冷静な印象です。


滝さん。
いつものように舞ったり、ブリッジで弾いたり、ぴょんぴょん飛んでたりと妖精さん
the worldの時にギターがトラブっていて、どうするんだろ・・・?と見守っていると口笛で対応していてその心意気に惚れました。あれ、音源に入れてくれないかなー。
(この時、カズ中村さんが拍手してたな。)


照明がレーザー光使ったり、上から下からのスポットライトを使っていたり、模様の照明だったり、その曲々でとてもかっこよかったんだけど、その演出で彼らが増すわけではないなと思った。
最低限あればいい、と思った。


新曲は2つ目の方が好みです。


トリビュートに参加する青い空もやってくれました。
あんまりはまってないかなぁ、と思っていたら、サビでがっつりと菅原さんの声もはまっていて、すごくかっこよかった!!!


冒頭に書いたことが全てなのですが、私は9mmに対して個人的な思いがないのにこうやって東京まで行って楽しめることが不思議というか、嬉しいというか。


少し早かったかもしれない、しかしあの場所でライブをすることが無謀でもない。
そのタイミングに2009年9月9日があったことは、彼らが持っている何かを表しているように私は思います。

01.(teenage)Disaster
02.Mr.Suicide
03.Termination
04.Trigger
05.We are Innocent
06.Psychopolis
07.Hide & Seek
08.新曲(Cold Edge)
09.Wanderland
10.Sundome
11.atmosphere
12.悪いクスリ
13.interceptor
14.Heart-Shaped Gear
15.新曲
16.Supernova
17.Vampiregirl
18.青い空
19.Motorbreath
20.次の駅まで
21.The World
22.marvelous
23.Talking Machine
24.Black Market Blues
25.Punishment


26.Beautiful Target
27.Living Dying Message
28.Discommunication
29.sector