何を見出すの?



国立新美術館に初めて行ってきました。
美術館の誰でも立ち入れる空間であり誰も受け付けないような、あの緊張感漂うかんじが好きだ。

折角だし思って、おもしろそうだった「野村仁 変化する相−時・場・身体−」に。
一応、学生なので学生料金なわけだけど、学生のうちにこういった美術館にも積極的に行っておくべきだなと思った。うん、行こう。


すごくすごく刺激的でよかった。
写真って芸術なのかな?根本は、その場にあるものを記録するというものを改めて意識させられたように思う。
何でもない風景でさえ、時間ごとに記録することで、何かを見出せるような気がする。

月の写真に五線譜をひいて、楽譜に見立てていた写真のとても心惹かれた。
そして、ちゃんと旋律になっているらしい。たぶん流れていた音楽はそうなのだと思う。

一番感動したのが、アナレンマという太陽をずっと撮影していると春分秋分で交差する8のかたちの軌道をえがく。
改めて宇宙の神秘に触れることができる。
しかし、これは365日取り続けてわかったことでもある。

人間は、自然界をさまざまなかたちで証明してきた。
こうやって、ただそこにあるものに、何かを見出すことはロマンだなと思う。
やっぱり宇宙が好き。
そう思うと、私は人間が創り出したものよりも、自然の方が好きなんだろうなと思う。
私は揺れる木々を見てるときが、美しいなぁ、生きてるなぁと思うのです。
まあ、人間も自然の一部だと言うことで、すべてを包み込む自信はありますがね!

行ってよかった◎