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- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: 文庫
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久しぶりの読書。
椿屋さんが映画主題歌を担当するとのことで。
私が映画を見るといえば読んだ本が映画化された場合なので、折角なので、早速読みました。
乙一さんの作品は読みたいなぁ〜と思いつつ、初めてだ。
2時間程でサクサクっと読めました。内容はサクサクしてませんが。
あまりよろしくない読み方をしてしまった。
どこにも感情移入をせずに、淡々と。それは、恐ろしさゆえ。
「だれでもよかった」
どの立場にもなり得る自分が安易に想像できて、怖い、弱い、辛い、人間の醜さから目を背けたかった。
話の進み方に裏切りはなかったけれども、心情の描写が繊細で退屈ではなかった。退屈とかそういう次元じゃないんだけど言葉見つからないな。
悪とか敵とかいう存在は、人間を楽にさせる気がする。思う存分感情をぶつけれる存在。
神様の存在もだけど、人間は本当に弱いよね。
弱いくせに強がっちゃうから困るよ。
アンブレラがどんな曲かすら知らないのだが、ああ、ここに合うんだろうなという場面が決定的にあった。
答えあわせができればいいな。